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かんすい【灌水】

読者カード 用例 2021年01月16日 公開

2020年09月11日 ubiAさん投稿

用例:終日草とりや灌水、肥料をやりなどする。
〔大正十三(1924)年四月廿七日〕
『寺田寅彦日記』 1924年4月27日 寺田寅彦
語釈:〔名〕水をそそぐこと。特に、草木、農作物などに水をそそぎいれること。

コメント:第二版の用例(1929)よりさかのぼります。「体内に水を入れること」の投稿例(1901)より新しいですが、編集部のコメントに「体内に水を入れることと、農作物に水をやることとは別ブランチにした方がわかりよいかもしれませんね。」とあり、「草木、農作物などに水をそそぎいれること。」の例としてはさかのぼるので、投稿します。(ジャパンナレッジで「灌水」を検索すると、用例が(1939)(1929)の順に出てきました。逆なのではないかと思います)

編集部:第2版では、犬飼健『亜剌比亜人エルアフイ』(1929)の例が早いのですが、さらに、5年さかのぼることになります。年代が逆順になっているとのご指摘、ありがとうございます。

著書・作品名:寺田寅彦日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1924年4月27日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:278ページ本文2行目〔『寺田寅彦全集第十三巻』〕一九五一年五月五日第一刷発行、一九八六年八月七日第二刷発行 

発行元:岩波書店