日国友の会



現在「会員登録」「お問い合わせ」は休止しております。ご不便をおかけしますがご了承ください。(2024年3月28日)

コンテ

読者カード 用例 2021年03月13日 公開

2020年09月26日 ubiAさん投稿

用例:文房堂でカンバス、と畫囊とコンテを求めて歸る。
〔大正十一(1922)年四月九日〕
『寺田寅彦日記』 1922年4月9日 寺田寅彦
語釈:〔名〕(フランス conté)素描用クレヨンの一種。もと商標名。一九世紀、フランスのニコラ=ジャック=コンテが創製。顔料に蝋や油脂を混ぜて細い棒状に固めたもので、鉛筆と木炭の中間の濃度をもち、クロッキーに適する。

コメント:第二版の用例(1930)よりさかのぼります。

編集部:第2版では、喜多壮一郎『モダン用語辞典』(1930)の例が早いのですが、さらに、8年さかのぼります。

著書・作品名:寺田寅彦日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1922年4月9日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:163ページ本文9行目〔『寺田寅彦全集第十三巻』、一九五一年五月五日第一刷発行、一九八六年八月七日第二刷発行〕

発行元:岩波書店