コンテ
読者カード 用例 2021年03月13日 公開
用例: | 文房堂でカンバス、と畫囊とコンテを求めて歸る。 〔大正十一(1922)年四月九日〕 |
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『寺田寅彦日記』 1922年4月9日 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕(フランス conté)素描用クレヨンの一種。もと商標名。一九世紀、フランスのニコラ=ジャック=コンテが創製。顔料に蝋や油脂を混ぜて細い棒状に固めたもので、鉛筆と木炭の中間の濃度をもち、クロッキーに適する。 |
コメント:第二版の用例(1930)よりさかのぼります。
編集部:第2版では、喜多壮一郎『モダン用語辞典』(1930)の例が早いのですが、さらに、8年さかのぼります。
著書・作品名:寺田寅彦日記
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1922年4月9日
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:163ページ本文9行目〔『寺田寅彦全集第十三巻』、一九五一年五月五日第一刷発行、一九八六年八月七日第二刷発行〕
発行元:岩波書店