たんてき【端的・単的】
読者カード 用例 2021年04月05日 公開
用例: | 燒け跡からトタン板を引き摺り出し、名ばかりの小屋を造るのと、割れた鍋や釜を拾ひ出して、何かを煮て喰はうとする營み、――人間として、これ以上單的(タンテキ)な、これ以上直接な、そしてこれ以上急迫したものゝない營みに、奔命を疲らしてゐる。 |
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『大正大震災大火災』 1923年10月1日 大日本雄弁会・講談社(編) | |
語釈: | (一)〔形動〕(3)要点だけをとらえているさま。てっとりばやく急所をつくさま。 |
コメント:ここでは「単的」表記ですが、投稿例よりわずかに遡ります。
編集部:2005年4月6日付けで、江東遊民さんに、岡本一平『どぜう地獄』(1924)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、1年さかのぼります。
著書・作品名:大正大震災大火災
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1923年10月1日
著者・作者:大日本雄弁会・講談社(編)
掲載ページなど:33ページ
発行元:大日本雄弁会・講談社