日国友の会



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サンパン【三板・杉板】

読者カード 用例 2021年03月25日 公開

2020年10月04日 ubiAさん投稿

用例:出帆前に一寸上陸したるに急に風強くなりてサンパンも止り水上の船も出ず
〔大正五(1916)年四月二十三日〕
『寺田寅彦日記』 1916年4月23日 寺田寅彦
語釈:〔名〕(2)一般に、沖合に停泊している船と陸との連絡に用いられる船をいう。はしけ。

コメント:第二版の用例(1926)よりさかのぼります。

編集部:第2版では、葉山嘉樹『海に生くる人々』(1926)の例が引かれていますが、さらに、10年さかのぼります。元々は「中国の伝馬船」を指す言葉でした。

著書・作品名:寺田寅彦日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1916年4月23日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:183ページ本文9行目〔『寺田寅彦全集第十二巻』、一九五一年四月五日第一刷発行、一九八六年七月七日第二刷発行〕

発行元:岩波書店