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たいふう【台風・颱風】

読者カード 用例 2021年04月11日 公開

2020年10月11日 ubiAさん投稿

用例:颱風小笠原近海にある由にて北風吹き冷涼
〔大正七(1918)年八月五日〕
『寺田寅彦日記』 1918年8月5日 寺田寅彦
語釈:〔名〕北太平洋西部、北緯五~二〇度付近に発生する熱帯低気圧で最大風速毎秒一七・二メートル以上に発達したものをいう。特に夏から秋にかけては暴風雨を伴って大陸沿岸地方・フィリピン・日本などに襲来し、大規模な風水害をもたらすことが少なくない。《季・秋》

コメント:第二版の用例(1924~25)よりさかのぼります。

編集部:第2版では、長与善郎『竹沢先生と云ふ人』(1924-25)の例が早いのですが、さらに、7年ほどさかのぼることになります。

著書・作品名:寺田寅彦日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1918年8月5日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:363ページ本文3行目〔『寺田寅彦全集第十二巻』、一九五一年四月五日第一刷発行、一九八六年七月七日第二刷発行〕

発行元:岩波書店