日国友の会



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やみからやみにほうむる【闇から闇に葬る】

読者カード 用例 2021年06月29日 公開

2020年10月12日 とねさん投稿

用例:又勝安房の幕府財政計畫について作つた吸塵錄三册と、彼の心血をそゝいで物した附屬圖五十枚は、今まで誰の眼にも觸れず祕められてゐたものが、暗(ヤミ)から、暗(ヤミ)に葬(ホウム)られてしまつた。
『大正大震災大火災』 1923年10月1日 大日本雄弁会・講談社(編)
語釈:世人の目に触れないように処分する。また、後に証拠が残らないように、事件などをこっそり始末する。闇から闇。闇に葬る。

コメント:小見出しの項目ですが、遡ります。

編集部:第2版では、内田魯庵『読書放浪』(1933)の例が早いのですが、さらに、10年さかのぼります。

著書・作品名:大正大震災大火災

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1923年10月1日

著者・作者:大日本雄弁会・講談社(編)

掲載ページなど:24ページ

発行元:大日本雄弁会・講談社