日国友の会

ろうまく【蝋膜】

読者カード 用例 2024年06月18日 公開

2020年10月21日 古書人さん投稿

用例:鳥類の体の区分〈略〉(2)鷹・鴞の類にては嘴の基部に於てのみ軟皮を被るが、之を蝋膜といふ。〔第二篇・脊椎動物・鳥類〕
『内外普通脊椎動物誌』 1935年5月5日 秋山蓮三
語釈:〔名〕ワシタカ類とオウム類の上嘴の基部を覆う肉質の柔らかい部分。ワシタカ類では裸出しているが、オウム類では羽毛がある。また、ハト類ではこの部分がふくれてこぶのようになっており、これも蝋膜ということがある。

コメント:辞典しか事例がないので

編集部:第2版では、岩川友太郎『生物学語彙』(1884)の例が添えられていますね。

著書・作品名:内外普通脊椎動物誌

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1935年5月5日

著者・作者:秋山蓮三

掲載ページなど:324ページ後ろから3行目

発行元:受験研究社