ちょっかくそうきょくせん【直角双曲線】
読者カード 用例 2021年05月13日 公開
用例: | 雀の群が來て遊んでゐる。(中略)突然石でも落すやうにダイヴするが途中から急に横にそれて、直角雙曲線を空中に描きながら何處かの庭樹へ飛んで行く。 |
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『藤棚の蔭から 五』 1934年9月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕二本の漸近線が直交する双曲線。 |
コメント:投稿例(1935)よりもさかのぼります。初出(昭和九年九月、中央公論)とあります。
編集部:2008年7月17日付けで、末広鉄男さんに、石原純『理化学辞典』(1935)の例をご紹介いただいていますが、さらに、1年さかのぼります。
著書・作品名:藤棚の蔭から 五
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1934年9月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:69ページ本文3行目〔『寺田寅彦全随筆五』、1992年4月3日第1刷発行〕
発行元:岩波書店