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ひゃくようそう【百葉箱】

読者カード 用例 2021年06月03日 公開

2020年11月04日 ubiAさん投稿

用例:其他Stevenson百葉箱中に乾濕球及びMax-min.を收めたるもの。
『寺田寅彦日記 明治四十四(1911)年Apr. 25』 1911年4月25日 寺田寅彦
語釈:〔名〕気温・湿度などを測定するために、計器を入れておく木造の箱。周囲を二重の鎧戸(よろいど)で囲まれた白ペンキ塗りの箱で、計器の高さが地表から約一・五メートルになるように芝生を植えた地面の上に固定される。ひゃくようばこ。

コメント:「百葉箱」は、「ひゃくようそう」と「ひゃくようばこ」で立項されていて、投稿例(1923、1932)はともに読みの分かる「ひゃくようばこ」の例ですが、この例は読み方が不明のため、とりあえず主項目の「ひゃくようそう」で投稿します。「ひゃくようそう」は、第二版に用例が載っていないので。「百葉箱」としても、「ひゃくようばこ」の投稿例(1923)よりもさかのぼります。

編集部:第2版では、用例が入りませんでした。コメントいただきましたように、ルビがない場合は文体にもよりますが、基本、音読みで取るようにしています。

著書・作品名:寺田寅彦日記 明治四十四(1911)年Apr. 25

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1911年4月25日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全集第十一巻 一九五一年三月五日第一刷発行、一九八六年六月五日第三刷発行 659ページ本文7行目

発行元:岩波書店