くもがい【蜘蛛貝】
読者カード 用例 2021年06月07日 公開
用例: | 兜貝、蜘蛛貝等土產に持來る。 〔明治四十五(1912)年五月十五日〕 |
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『寺田寅彦日記』 1912年5月15日 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕スイショウガイ科の巻き貝。紀伊半島以南、特に熱帯のサンゴ礁に多くすむ。殻高約一七センチメートルに達する。殻は紡錘形で、殻口の外唇から七本の指状突起が出る。表面は淡灰色で、栗色の雲状模様があり、内面は光沢の強い淡肉色。幼貝には突起はなく、成長とともに殻の形が変わる。肉は食用、殻は装飾用とする。学名はLambis lambis |
コメント:第二版の用例(1914)よりさかのぼります。
編集部:第2版では、『英和和英地学字彙』(1914)の例が添えられていますが、さらに、2年ほどさかのぼることになります。
著書・作品名:寺田寅彦日記
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1912年5月15日
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:17ページ本文12行目〔『寺田寅彦全集第十二巻』、一九五一年四月五日第一刷発行、一九八六年七月七日第二刷発行〕
発行元:岩波書店