いけいれん【胃痙攣】
読者カード 用例 2021年06月07日 公開
用例: | 姉上は先日來胃痙彎(原)にて就床中なりし。 〔大正三(1914)年一月十一日〕 |
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『寺田寅彦日記』 1914年1月11日 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕上腹部におこる突発性のはげしい痛みのこと。単一の病名ではなく、急性胃炎、胃潰瘍、幽門痙攣、回虫症、胆石症、膵臓炎、虫垂炎、腎結石などが原因でおこる。 |
コメント:第二版の用例(1915)よりさかのぼります。「胃痙彎(原)」は、原文ママの意で(原)がついています。寺田寅彦全集第十九巻 一九九八年八月六日発行では、「胃痙攣」となっています。
編集部:第2版では、『折口信夫日記』大正四年(1915)の記事の例が早いのですが、さらに、1年ほどさかのぼることになります。
著書・作品名:寺田寅彦日記
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1914年1月11日
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:25ページ本文6行目〔『寺田寅彦全集第十二巻』、一九五一年四月五日第一刷発行、一九八六年七月七日第二刷発行〕
発行元:岩波書店