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ひねつ【比熱】

読者カード 用例 2021年07月05日 公開

2020年11月15日 ubiAさん投稿

用例:潛熱及比熱ノ最大ナル物質ヲ擧ケヨ
〔明治二十九(1896)年三月六日〕
『寺田寅彦日記』 1896年3月6日 寺田寅彦
語釈:〔名〕ある物質一グラムの温度を摂氏一度上げるのに要する熱量。特に気体では体積を一定にしたとき、または圧力を一定にしたときの比熱をそれぞれ定積比熱・定圧比熱という。

コメント:第二版に載っている辞書類(1886)以外の文例(1957)よりもさかのぼるので。

編集部:第2版では、野村龍太郎『工学字彙』(1886)の例が早く、文例としては茅誠司『アメリカの科学・ソ連の科学』(1957)の例よりも、59年さかのぼることになります。

著書・作品名:寺田寅彦日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1896年3月6日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:35ページ本文10行目〔『寺田寅彦全集第十一巻』、一九五一年三月五日第一刷発行、一九八六年六月五日第三刷発行〕

発行元:岩波書店