日国友の会



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リウマチ

読者カード 用例 2021年07月21日 公開

2020年11月20日 ubiAさん投稿

用例:一人の息子がリヨーマチスで困つて居るとの叓。
〔明治三十五(1902)年七月九日〕
『寺田寅彦日記』 1902年7月9日 寺田寅彦
語釈:〔名〕(オランダ reumatisch から)《リューマチ・リューマチス・リョーマチ・リョーマチス・リウマチス・レウマチ・レウマチス》膠原病に属するリウマチ熱、慢性関節リウマチの総称。昔はこれらを同一疾患と考えたためにリウマチと呼んだ。現在は別の自己免疫疾患と考えられている。関節・骨・筋肉のこわばり、腫れ、痛みなどの症状を呈する。古くは悪い液が身体各部を流れていって起こると考えられ、名は流れる意のギリシア語に由来。ロイマチス。

コメント:すでに多くの用例が載っていますが、異なる表記として載っている「リョーマチス」の例が載っていないため、とりあえず。

編集部:第2版では、幕末から明治にかけて、「レウマチ」「リウマチ」「リウマチス」「リュウマチ」「リューマチス」の例が添えられていますね。

著書・作品名:寺田寅彦日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1902年7月9日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:272ページ本文13行目〔『寺田寅彦全集第十一巻』、一九五一年三月五日第一刷発行、一九八六年六月五日第三刷発行〕 

発行元:岩波書店