リウマチ
読者カード 用例 2021年07月21日 公開
用例: | 一人の息子がリヨーマチスで困つて居るとの叓。 〔明治三十五(1902)年七月九日〕 |
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『寺田寅彦日記』 1902年7月9日 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕(オランダ reumatisch から)《リューマチ・リューマチス・リョーマチ・リョーマチス・リウマチス・レウマチ・レウマチス》膠原病に属するリウマチ熱、慢性関節リウマチの総称。昔はこれらを同一疾患と考えたためにリウマチと呼んだ。現在は別の自己免疫疾患と考えられている。関節・骨・筋肉のこわばり、腫れ、痛みなどの症状を呈する。古くは悪い液が身体各部を流れていって起こると考えられ、名は流れる意のギリシア語に由来。ロイマチス。 |
コメント:すでに多くの用例が載っていますが、異なる表記として載っている「リョーマチス」の例が載っていないため、とりあえず。
編集部:第2版では、幕末から明治にかけて、「レウマチ」「リウマチ」「リウマチス」「リュウマチ」「リューマチス」の例が添えられていますね。
著書・作品名:寺田寅彦日記
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1902年7月9日
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:272ページ本文13行目〔『寺田寅彦全集第十一巻』、一九五一年三月五日第一刷発行、一九八六年六月五日第三刷発行〕
発行元:岩波書店