ずがい【頭蓋】
読者カード 用例 2021年07月25日 公開
用例: | 假初(かりそめ)の風邪の心地と重次郞(ぢうじらう)橫に仆(たふ)れし夕(ゆふべ)より、大熱發して身中(みうち)焚(も)ゆるごとく、頭葢(ヅガイ)今にも裂(われ)なむと呻聲(うめきごゑ)凄じく、 |
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『伽羅枕』 1891年 尾崎紅葉 | |
語釈: | 〔名〕脊椎(せきつい)動物の頭部の骨格。多数の頭蓋骨からなる。医学・生物学では「とうがい」という。 |
コメント:遡りはしませんが読みのわかる例として。
編集部:第2版では、読みのわかる例として、河盛好蔵『フランス文壇史』(1954-56)の例が添えられていますが、さらに、65年さかのぼることになります。
著書・作品名:伽羅枕
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1891年
著者・作者:尾崎紅葉
掲載ページなど:15ページ
発行元:春陽堂