トニカ
読者カード 用例 2021年09月03日 公開
用例: | 僕の鼻歌のトニカになつて居るのに氣がついた。 〔大正十年(1921)十月二十一日〕 |
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『小宮豐隆宛寺田寅彦書簡』 1921年10月21日 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕(イタリア tonica)「トニック⑶」に同じ。 |
コメント:投稿例(1927)よりもさかのぼります。書簡末尾(十月廿一日夜)。
編集部:2020年8月29日付けで、ubiAさんに、寺田寅彦『備忘錄 仰臥漫錄』(1927)の例をご紹介いただいていますが、さらに、6年さかのぼります。ちなみに、「トニック⑶」の語釈は「音楽で、主音。キーノート。トニカ」となっています。
著書・作品名:小宮豐隆宛寺田寅彦書簡
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1921年10月21日
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:425ページ本文1行目〔『寺田寅彦全集第十五巻』、一九五一年七月五日第一刷発行、一九八六年十月六日第二刷発行〕
発行元:岩波書店