けいけんかがく【経験科学】
読者カード 用例 2021年10月12日 公開
用例: | それで實用上差支へがない限り、それで押し通すといふのが所謂経驗科學の方法であります。 〔昭和四年(1929)五月二十七日〕 |
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『伊野部重一郞宛寺田寅彦書簡』 1929年5月27日 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕経験的事実を対象として、実証的に諸法則を探究する自然科学や社会科学。実証科学。 |
コメント:投稿例(1955)よりもさかのぼります。書簡末尾(五月廿七日)。
編集部:2008年10月11日付けで、末広鉄男さんに、三浦つとむ『弁証法はどういう科学か』(1955)の例をご紹介いただいていますが、さらに、26年さかのぼることになります。
著書・作品名:伊野部重一郞宛寺田寅彦書簡
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1929年5月27日
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:618ページ本文14行目〔『寺田寅彦全集第十七巻』、一九五一年九月五日第一刷発行、一九八六年一二月五日第二刷発行〕
発行元:岩波書店