ふうかんはがき【封緘葉書】
読者カード 用例 2021年10月19日 公開
用例: | 途中で封緘葉書を求め速逹で發送、 〔昭和五年(1930)十二月二十五日〕 |
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『小宮豐隆宛寺田寅彦書簡』 1930年12月25日 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕旧郵便法で第二種郵便物の一つ。表に書状の料額が印刷されている。通信文を書いて折りたたむと普通の葉書の大きさになり、封をしてその表面に宛名を書くようにしたもの。明治三三年(一九〇〇)に初めて発行され、一九四八年(昭和二三)四月まで使われた。現在の郵便書簡(ミニレター)にあたる。 |
コメント:第二版に載っている法令(1900)以外の文例(1938)よりもさかのぼるので。書簡末尾(十二月廿五日)。
編集部:第2版では、『郵便法(明治三三年)』(1900)の例が早く、文例としては、久保田万太郎『花冷え』(1938)の例が添えられています。
著書・作品名:小宮豐隆宛寺田寅彦書簡
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1930年12月25日
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:435ページ本文16行目〔『寺田寅彦全集第十六巻』、一九五一年八月五日第一刷発行、一九八六年一一月五日第二刷発行〕
発行元:岩波書店