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さんじゅうそう【三重奏】

読者カード 用例 2021年10月19日 公開

2021年01月03日 ubiAさん投稿

用例:子供の木琴に御主人のバイオリン、細君のピアノの三重奏を聞かされた処であります
〔昭和三年(1928)一月十四日〕
『小宮豐隆宛寺田寅彦書簡』 1928年1月14日 寺田寅彦
語釈:〔名〕室内楽の一つ。三人の奏者による演奏で、ピアノ、バイオリン、チェロによるピアノ三重奏、バイオリン、ビオラ、チェロによる弦楽三重奏のほか、クラリネットやホルン、ハープなどを含む三重奏がある。トリオ。また、比喩的に、三つの要素が働き合って効果をあげることもいう。

コメント:第二版の用例(1936)よりさかのぼります。書簡末尾(一月十四日夜)。

編集部:第2版では、『現代新語小辞典』(1936)の例が早いのですが、さらに、8年さかのぼることになります。

著書・作品名:小宮豐隆宛寺田寅彦書簡

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1928年1月14日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:125ページ本文8行目〔『寺田寅彦全集第十六巻』、一九五一年八月五日第一刷発行、一九八六年一一月五日第二刷発行〕

発行元:岩波書店