日国友の会



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あばずれおんな【阿婆擦女】

読者カード 用例 2021年07月25日 公開

2021年01月17日 とねさん投稿

用例:其夕暮また行けば同じ樣(やう)なる挨拶に、鴨は業を沸(に)やし、一條繩(ひとすぢなは)ではゆくまじき[あばずれ](傍点)女(ヲンナ)め、此上(このうへ)は心好(こゝろよき)對談にては埓明(らちあ)くべき樣なし。
『伽羅枕』 1891年 尾崎紅葉
語釈:〔名〕悪く人ずれがして、厚かましい女。身持ちの悪い女。

コメント:遡ります。「あばずれ」に傍点。

編集部:第2版では、長与善郎『竹沢先生と云ふ人』(1924-25)の例が添えられていますが、34年ほどさかのぼることになります。

著書・作品名:伽羅枕

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1891年

著者・作者:尾崎紅葉

掲載ページなど:19ページ

発行元:春陽堂