あばずれおんな【阿婆擦女】
読者カード 用例 2021年07月25日 公開
用例: | 其夕暮また行けば同じ樣(やう)なる挨拶に、鴨は業を沸(に)やし、一條繩(ひとすぢなは)ではゆくまじき[あばずれ](傍点)女(ヲンナ)め、此上(このうへ)は心好(こゝろよき)對談にては埓明(らちあ)くべき樣なし。 |
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『伽羅枕』 1891年 尾崎紅葉 | |
語釈: | 〔名〕悪く人ずれがして、厚かましい女。身持ちの悪い女。 |
コメント:遡ります。「あばずれ」に傍点。
編集部:第2版では、長与善郎『竹沢先生と云ふ人』(1924-25)の例が添えられていますが、34年ほどさかのぼることになります。
著書・作品名:伽羅枕
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1891年
著者・作者:尾崎紅葉
掲載ページなど:19ページ
発行元:春陽堂