日国友の会

おんせんだけ【温泉岳】

読者カード 項目 2024年09月24日 公開

2021年01月27日 古書人さん投稿

用例:温泉岳(ヲナセンダケ)(硫黄明礬ヲ産ス)〔肥前〕
『日本地名箋 下』 1874年 西野古海編輯
語釈:「うんぜんだけ(雲仙岳)」の俗称。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。『西遊雑記-七』に「雲仙ヶ嶽(俗に温泉が嶽といふ)」とあります。ちなみに、「雲仙嶽」の語釈は「長崎県東部、島原半島の中央部にある複式火山群。絹笠、九千部、雲仙の火山群に分かれる。雲仙温泉があり、雲仙天草国立公園の一部。最高峰は雲仙火山群の普賢(ふげん)岳(一三五九メートル)。寛政四年(一七九二)の噴火は「島原大変肥後迷惑」とよばれ、島原半島より天草、肥後にまで甚大な被害を与えた。近年では平成三年(一九九一)にも噴火。ミヤマキリシマや霧氷が見られる。高来峰」となっています。

著書・作品名:日本地名箋 下

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1874年

著者・作者:西野古海編輯

掲載ページなど:71丁オ4行目

発行元:東京書肆