いぬのこ【犬の子】
読者カード 用例 2021年03月17日 公開
用例: | 〔上・三一代〕 かくて年月をすぐすに、家にある犬、十二月十五日に子をうみてき。その犬の子すこしおとなびて、此の妻女(めのをんな)を見るたびごとにほえしかば、 |
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『水鏡』 12C後年 和田英松校訂 | |
語釈: | (1)「いんのこ(犬子)(1)」に同じ。 |
コメント:さかのぼります。
編集部:第2版では、『書言字考節用集』(1717)の例が引かれています。ちなみに、「いんのこ」の語釈は「植物、柞(いすのき)の葉にできる虫こぶから発生する油虫。」となっています。
著書・作品名:水鏡
媒体形式:単行本
刊行年(月日):12C後年
著者・作者:和田英松校訂
掲載ページなど:49ページ(三十一代欽明天皇)〔岩波文庫版『水鏡』、1930〕
発行元:岩波書店