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おうてっこう【黄鉄鉱】

読者カード 用例 2022年01月08日 公開

2021年03月22日 ubiAさん投稿

用例:主に金属の酸化物や硫化物(たとえば磁鉄鉱や黄鉄鉱(Ootetukô))
『地球の腸』 1924年7月 寺田寅彦
語釈:〔名〕鉄と硫黄からなる金属鉱物。化学式FeS2 六面体の結晶が多く、淡黄色で金属光沢を示すが条痕色は黒。種々の岩石・鉱床中に広く分布し、硫酸製造の原料などに利用される。

コメント:投稿例(1881)、第二版の用例(1890)よりも新しいですが、読みが第二版の用例(1890)とは異なる例なので。原文ローマ字、( )内に見出し語のみ原文ローマ字表記をいれました。初出(大正十三年七月、『ローマ字世界』)とあります。

編集部:第2版では、小藤・神保・松島『鉱物字彙』(1890)から「Ōtekkō」と促音の例が添えられていますが、ご紹介いただいた例は直音になっていますね。

著書・作品名:地球の腸

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1924年7月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:邦字表記は、260ページ14行目〔『寺田寅彦全集第九巻』、一九九七年八月六日発行〕(ローマ字表記は、254ページ26行目〔『寺田寅彦全集第十巻』、一九五一年一月一〇日第一刷発行 一九八六年五月六日第二刷発行〕)

発行元:岩波書店