ミクロン
読者カード 用例 2022年01月08日 公開
用例: | 顕微鏡は一〇〇〇倍から一五〇〇倍のものを使う。一〇〇〇倍ので〇・二ミクロン(mikuron)(一ミクロン(Mikuron)は〇・〇〇一ミリメートル)のものまで見える勘定である。 |
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『空気の中の怪物』 1924年10月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕(フランス micron)(1)長さの単位の一つ。一ミリメートルの一〇〇〇分の一に等しい。記号μ |
コメント:第二版に載っている辞書類(1888)以外の文例(1953~54)よりもさかのぼるので。原文ローマ字、( )内に見出し語のみ原文ローマ字表記をいれました。初出(大正十三年十月、『ローマ字世界』)とあります。
編集部:第2版では、山口鋭之助『物理学術語和英仏独対訳字書』(1888)の例が早く、文章例としては椎名麟三『自由の彼方で』(1953-54)よりも30年ほどさかのぼることになります。
著書・作品名:空気の中の怪物
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1924年10月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:邦字表記は、268ページ5行目〔『寺田寅彦全集第九巻』、一九九七年八月六日発行〕(ローマ字表記は、263ページ8行目〔『寺田寅彦全集第十巻』、一九五一年一月一〇日第一刷発行 一九八六年五月六日第二刷発行〕)
発行元:岩波書店