かざんさよう【火山作用】
読者カード 用例 2022年01月20日 公開
用例: | あたりの山と著しく模樣變れるはいづれ別に火山作用にて隆起せるなるべし。 |
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『東上記』 1899年9月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕「かざんかつどう(火山活動)」に同じ。 |
コメント:投稿例(1906)よりもさかのぼります。文末に(明治三十二年九月)とあります。
編集部:2008年4月22日付けで、末広鉄男さんに、芳賀矢一・下田次郎『日本家庭百科事彙』(1906)の例をご紹介いただいていますが、さらに、7年さかのぼることになります。ちなみに、「火山活動」の語釈は「地下深所のマグマが地表または海底に噴出し、火山を生ずる現象、および直接これに関係して起こるすべての現象を総称していう。広義には、マグマが地殻上部に貫入し、地表に出ないで冷却固結して深成岩をつくる作用も含めていう。火山現象。火山作用」となっています。
著書・作品名:東上記
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1899年9月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:17ページ本文8行目〔『寺田寅彦全随筆一』、一九九一年一二月四日第一刷発行〕
発行元:岩波書店