日国友の会



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ざぶざぶ

読者カード 用例 2022年01月20日 公開

2021年03月28日 ubiAさん投稿

用例:朝飯の時勘定をこしらへる樣にと竹さんに云ひ付ける。こんどはいつ御出でかと例の幡多訛りで問ふ。おれの事だからいつだかわからんと云つた樣な事を云うてザブザブとすまし、
『高知がへり』 1901年11月 寺田寅彦
語釈:〔副〕(多く「と」を伴って用いる)(2)汁物を食べる音を表わす語。さぶさぶ。

コメント:第二版の用例(1909)よりさかのぼります。文末に(明治三十四年十一月)とあります。

編集部:第2版では、高浜虚子『三畳と四畳半』(1909)の例が添えられていますが、さらに、8年さかのぼることになります。

著書・作品名:高知がへり

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1901年11月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:44ページ本文4行目〔『寺田寅彦全随筆一』、一九九一年一二月四日第一刷発行〕

発行元:岩波書店