アンダンテ
読者カード 用例 2022年01月20日 公開
用例: | ヴァイオリンを出してsecond positionの處を開けてヘ調の「アンダンテ」をやる。1stとちがつて何處かに艶があつてよい。 |
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『高知がへり』 1901年11月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕(イタリア andante 「歩くように」の意)(2)(1)の速度の楽曲・楽章。緩徐楽章。 |
コメント:(2)の例といえるでしょうか。投稿例(1938)よりもさかのぼります。文末に(明治三十四年十一月)とあります。
編集部:2020年11月22日付けで、『寺田寅彦日記』1902年9月29日付け記事の例をご紹介いただいていますが、さらに1年さかのぼります。
著書・作品名:高知がへり
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1901年11月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:44ページ本文6行目〔『寺田寅彦全随筆一』、一九九一年一二月四日第一刷発行〕
発行元:岩波書店