とゆしき【塗油式】
読者カード 項目 2024年12月19日 公開
用例: | 檻房では、青年が死刑を前にして塗油式を受けてゐる。〔I・第一部・四〕 |
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『プドフキン映画創作論』 1936年8月30日 佐々木能理男(訳) | |
語釈: | 〔名〕油または脂を人または物に塗ってそれらのものが神聖なものとの新しい関係を得たことを象徴する儀式で,ほとんどの宗教に普遍的にみられる。塗油の施し方,その材質などは宗教や機会によって多様である。 (1) 肉体的,精神的疾患に対する癒やし。 (2) 塗油されたものを聖なるものとし,日常的使用から除外して神や神的なもののためにのみ用いる聖別。 (3) 特に人間の場合,特別な資格,権威,身分,能力などが与えられる叙階または叙任。多くの宗教では教職者 (司祭など) が塗油によって叙任された。またユダヤ教では司祭や王が位につくとき塗油によってその聖性と神の恵みが象徴された。ここから,イスラエルの未来の救済者も塗油された者,すなわちメシアと呼ばれるようになった。(「ブリタニカ国際大百科事典」(デジタル版)より) |
コメント:取り敢えず
編集部:第2版では、立項されませんでした。
著書・作品名:プドフキン映画創作論
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1936年8月30日
著者・作者:佐々木能理男(訳)
掲載ページなど:48ページ8行目
発行元:映画評論社