さんこくふう【山谷風】
読者カード 項目 2022年05月13日 公開
用例: | これと同じやうなことが、山の頂きと谷との間にあつて山谷風(サンコクフウ)と名づけられてゐます。 |
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『茶碗の湯』 1922年5月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕「やまたにかぜ(山谷風)」に同じ。 |
コメント:この読みでは項目が載っていないようなので。「さんこくふう」とルビがあります。世界大百科事典の「山谷風(やまたにかぜ)」の語釈に、「〈さんこくふう〉ともよむ。」とあり、項目「山谷風(さんこくふう)」は、「→山谷風(やまたにかぜ)」。となっています。初出(大正十一年五月、赤い鳥)とあります。
編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。
著書・作品名:茶碗の湯
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1922年5月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:237ページ本文13行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕
発行元:岩波書店