へんこう【偏光】
読者カード 用例 2022年05月13日 公開
用例: | かういふ光を散らす微粒は其の散らす光の振動方向に片寄りを生ずる、所謂偏光を生じる。それで空の光を適當な適当な偏光器で檢査すれば空の部分によつて偏光の度や偏光面の方向が規則正しく分布されて居る事が分る。 |
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『塵埃と光』 1922年5月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕ある特定の方向にだけ電場ベクトルの振動する光。直線偏光、楕円偏光、円偏光がある。 |
コメント:第二版では辞書類(1890)以外に文例が載っていないので。初出(大正十一年五月、科學知識)とあります。
編集部:第2版では、小藤・神保・松島『鉱物字彙』(1890)の例が添えられています。
著書・作品名:塵埃と光
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1922年5月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:242ページ本文11行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕
発行元:岩波書店