さやいんげん【莢隠元】
読者カード 用例 2022年05月21日 公開
用例: | 細君は⻝卓に大きな笊をのせて⾭い莢隱元をむしつて居た。 |
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『異郷 アムステルダアム』 1922年11月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕植物「いんげんまめ(隠元豆)」の異名。また、その未熟果で、莢のまま食用とするもの。 |
コメント:第二版の用例(1960)よりさかのぼります。初出(大正十一年十一月、明星)とあります。
編集部:第2版では、森茉莉『贅沢貧乏』(1960)の例が引かれていますが、さらに、38年さかのぼることになります。
著書・作品名:異郷 アムステルダアム
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1922年11月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:285ページ本文2行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕
発行元:岩波書店