パンチ
読者カード 用例 2022年05月21日 公開
用例: | 五十錢札を出して往復を二枚買つた。そしてパンチを入れた分を割き取つて左手の指先でつまんだ儘で乘つて行つた。〔四 切符の鋏穴〕 |
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『雑記(I)』 1922年9月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕(英 punch)(1)紙などに用具を用いて特定の形の穴をあけること。また、その用具。切符に切れ目を入れるはさみや書類などのつづり穴をあける器具など。 |
コメント:第二版に載っている辞書類(1912)以外の文例(1955)よりもさかのぼるので。初出(大正十一年九月、中央公論)とあります。
編集部:第2版では、棚橋一郎・鈴木誠一『舶来御便覧』(1912)の例が早く、文章例としては、椎名麟三『美しい女』(1955)の例よりも33年さかのぼることになります。
著書・作品名:雑記(I)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1922年9月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:324ページ本文2行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕
発行元:岩波書店