日国友の会

ごじっせんさつ【五十銭札】

読者カード 用例 2022年05月21日 公開

2021年06月06日 ubiAさん投稿

用例:五十錢札を出して往復を二枚買つた。そしてパンチを入れた分を割き取つて左手の指先でつまんだ儘で乘つて行つた。〔四 切符の鋏穴〕
『雑記(I)』 1922年9月 寺田寅彦
語釈:〔名〕額面五十銭の紙幣。各種が発行されていた。
(ニ) 小額政府紙幣。大正六年(一九一七)一一月発行。昭和一三年(一九三八)七月発行。同一七年一二月発行。同二一年三月発行。同二三年三月発行。このうち、昭和二三年三月以前のものは同二三年八月末限り、昭和二三年以後発行のものは同二八年一二月末限り、それぞれ通用が禁止された。

コメント:第二版の用例(1941)よりさかのぼります。初出(大正十一年九月、中央公論)とあります。

編集部:第2版では、除村吉太郎『よき文学のために』(1941)の例が添えられていますが、さらに、19年さかのぼることになります。

著書・作品名:雑記(I)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1922年9月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:324ページ本文 1行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕

発行元:岩波書店