あつかわし【熱・暑】
読者カード 用例 2022年05月30日 公開
用例: | いとどしくあつかはしきにこひにさへみのみこがるるなつはまされり(14) |
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『某年躬恒判問答歌合』 平安前期年 | |
語釈: | 〔形シク〕(動詞「あつかう(熱・暑)」の形容詞化)(1)暑苦しい。 |
コメント:成立年ははっきりしませんが、躬恒の没前とすれば、さかのぼると思います。
編集部:第2版では、『石山寺本大般涅槃経平安中期点』(950頃)の例が早いのですが、凡河内躬恒は没年未詳とされていますが、平安前期の歌人で延喜年間(901-923)の歌合にはよく出詠していたといわれていますね。
著書・作品名:某年躬恒判問答歌合
媒体形式:単行本
刊行年(月日):平安前期年
著者・作者:
掲載ページなど:246ページ〔萩谷朴『平安朝歌合大成 増補新訂 第一巻』,1995〕
発行元:同朋舎出版