サディズム
読者カード 用例 2022年06月07日 公開
用例: | 一種サディズム匂のあるエロティックな深刻味があつて〔二科會(カタログ順)〕 |
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『昭和二年の二科會と美術院』 1927年11月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕(英 sadism)《サジズム》異常性欲の一つ。相手に苦痛を与えることで性的満足を感ずること。広義には、残酷さの中に喜びを見いだす性向をいう。この症状を作品にとりあげたフランスの作家マルキ=ド=サドの名にちなんで命名された。←→マゾヒズム。 |
コメント:第二版に載っている辞書類(1921)以外の文例(1956)よりもさかのぼるので。初出(昭和二年十一月、靈山美術)とあります。
編集部:第2版では、小林花眠『新しき用語の泉』(1921)の例が早く、文章例例としては円地文子『妖』(1956)よりも29年さかのぼることになります。
著書・作品名:昭和二年の二科會と美術院
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1927年11月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:542ページ本文11行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕
発行元:岩波書店