しばたく【屡叩・瞬】
読者カード 用例 2021年06月19日 公開
用例: | 二人の、正直な君子は、相携へて、せめて先生の室の扉までと、やはり暗涙に眼をしばたきながら、後から送つて行つた。 |
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『風雪』 1939年 阿部知二 | |
語釈: | 〔他カ五(四)〕「しばたたく(屡叩)」の変化した語。「目をしばたく」 |
コメント:投稿例より遡ります。初出は「日本評論」1938年9月号~1939年8月号とあります。
編集部:2008年3月11日付けで、末広鉄男さんに、二葉要『シベリヤ捕虜の手記』(1947)の例をご紹介いただいていますが、さらに、8年さかのぼることになります。
著書・作品名:風雪
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1939年
著者・作者:阿部知二
掲載ページなど:19ページ〔『阿部知二全集 第3巻』1974年〕
発行元:河出書房新社