日国友の会



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しばたく【屡叩・瞬】

読者カード 用例 2021年06月19日 公開

2021年06月14日 ingwさん投稿

用例:二人の、正直な君子は、相携へて、せめて先生の室の扉までと、やはり暗涙に眼をしばたきながら、後から送つて行つた。
『風雪』 1939年 阿部知二
語釈:〔他カ五(四)〕「しばたたく(屡叩)」の変化した語。「目をしばたく」

コメント:投稿例より遡ります。初出は「日本評論」1938年9月号~1939年8月号とあります。

編集部:2008年3月11日付けで、末広鉄男さんに、二葉要『シベリヤ捕虜の手記』(1947)の例をご紹介いただいていますが、さらに、8年さかのぼることになります。

著書・作品名:風雪

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1939年

著者・作者:阿部知二

掲載ページなど:19ページ〔『阿部知二全集 第3巻』1974年〕

発行元:河出書房新社