つつましい【慎】
読者カード 用例 2021年06月23日 公開
用例: | きはめてつつましい暮しが立つほどの身で、安穏に生きることの方が、よほどよろしいと思つてゐた。 |
---|---|
『風雪』 1939年 阿部知二 | |
語釈: | 〔形口〕[文]つつま・し〔形シク〕(動詞「つつむ(包)」の形容詞化) (3)贅沢でない。地味で質素である。つましい。つづましい。 |
コメント:遡ります。初出は「日本評論」1938年9月号~1939年8月号とあります。
編集部:第2版では、大仏次郎『帰郷』(1948)の例が早いのですが、さらに、9年ほどさかのぼることになります。
著書・作品名:風雪
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1939年
著者・作者:阿部知二
掲載ページなど:9ページ〔『阿部知二全集 第3巻』1974年〕
発行元:河出書房新社