日国友の会



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つつましい【慎】

読者カード 用例 2021年06月23日 公開

2021年06月14日 ingwさん投稿

用例:きはめてつつましい暮しが立つほどの身で、安穏に生きることの方が、よほどよろしいと思つてゐた。
『風雪』 1939年 阿部知二
語釈:〔形口〕[文]つつま・し〔形シク〕(動詞「つつむ(包)」の形容詞化)
(3)贅沢でない。地味で質素である。つましい。つづましい。

コメント:遡ります。初出は「日本評論」1938年9月号~1939年8月号とあります。

編集部:第2版では、大仏次郎『帰郷』(1948)の例が早いのですが、さらに、9年ほどさかのぼることになります。

著書・作品名:風雪

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1939年

著者・作者:阿部知二

掲載ページなど:9ページ〔『阿部知二全集 第3巻』1974年〕

発行元:河出書房新社