日国友の会

へいめんてき【平面的】

読者カード 用例 2022年06月11日 公開

2021年06月15日 ubiAさん投稿

用例:いろいろの絃樂器の名前をローマ字書きに直して平面的或は立體的に並列させて見ると
『日本樂器の名稱』 1928年1月 寺田寅彦
語釈:〔形動〕(1)表面が平らなさま。

コメント:第二版には用例がなく、投稿例(1898)よりも新しいですが、(1)の語釈「表面が平らなさま。」とはややあわず、立体的(1)の語釈「立体感のあるさま。平面の広がりだけでなく、深さや奥行などのあるさま。音響などにもいう。」にならうと、新たな語義というよりも、(1)の語釈の範疇で「平面にひろがりのあるさま」くらいの意味合いでしょうか。初出(昭和三年一月、大阪朝日新聞)とあります。

編集部:2005年4月10日付けで、古書人さんに、中村五六編『中等地理 日本誌』(1898)の例をご紹介いただいています。ご指摘のように語釈をもう少しふくらませた方がいいですね。

著書・作品名:日本樂器の名稱

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1928年1月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:557ページ本文4行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕

発行元:岩波書店