日国友の会



現在「会員登録」「お問い合わせ」は休止しております。ご不便をおかけしますがご了承ください。(2024年3月28日)

はどうりきがく【波動力学】

読者カード 用例 2022年06月15日 公開

2021年06月18日 ubiAさん投稿

用例:ブローリーやシュレディンガーは世界中の物理學者の頭の中から波動力學を掘り出したといふことも出來るであらう。〔三〕
『スパーク』 1928年9月 寺田寅彦
語釈:〔名〕一九二六年、ルイ=ド=ブロイの物質波の考えを発展させてE=シュレーディンガーがつくり上げた量子力学の一体系。粒子の状態は波動方程式を満足する空間的なひろがりをもった波動関数として与えられる。のち行列力学と内容的には同等であることが明らかになった。

コメント:投稿例(1928)と同じ年ですが、とりあえず。初出(昭和三年九月、理學部會誌)とあります。

編集部:2006年10月23日付けで、古書人さんに、東京朝日新聞社学芸部『学会余談 第一編』(1928)の例をご紹介いただいています。

著書・作品名:スパーク

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1928年9月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:603ページ本文2行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕

発行元:岩波書店