日国友の会

スパゲッティ

読者カード 用例 2022年06月20日 公開

2021年06月19日 ubiAさん投稿

用例:ポツオリの旗亭のトマトのかゝつた赤いスパゲッティとの類似の爲であらうとも思はれない。
『二つの正月』 1930年2月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(イタリア spaghetti)((スパゲッチ・スパゲティ・スパゲチ))イタリアめんのパスタの一種。グルテンの多い粗びきの硬質小麦粉で製するもので、マカロニとともにイタリアのめん類を代表する。ゆでて、バターをからめたりソースをかけたりして食べる。

コメント:投稿例(1917)よりも新しいですが、表記が四種類あるうちの第二版の「スパゲッティ」の用例(1953)よりさかのぼるので、とりあえず。初出(昭和五年二月、文藝春秋)とあります。

編集部:2013年1月11日付けで、尽波満洲男さんに、中沢美代『料理 洋食細菌』(1917)から「スペゲテ」の例をご紹介いただいていますね。「スパゲッティ」の例としては火野葦平『廃墟の街』(1953)よりも23年さかのぼることになります。

著書・作品名:二つの正月

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1930年2月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:130ページ本文7行目〔『寺田寅彦全随筆三』、一九九二年二月四日第一刷発行〕

発行元:岩波書店