日国友の会



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むとんじゃく【無頓着】

読者カード 用例 2021年09月14日 公開

2021年06月26日 天逆大童さん投稿

用例:世の金銀を以て無上の寶とし之を貯ふるに汲々として爪に火を燃すの輩は、化學者カペンデイツシの貨幣に無頓着 (ムトンチヤク) なる奇癖を聽くと雖も、容易に信じ得ざるべし。
『化學者の無慾〔女學雜誌 (第百八十四號) 〕』 1889年10月26日 輝雄
語釈:〔名〕(形動)(「むとんちゃく」とも)物事に頓着しないこと。物事をあまり気にかけないこと。また、そのさま。

コメント:僅かですが清音の確例で遡ります。

編集部:2018年10月6日付けで、古書人さんに、『聖フランセスコザベリヨ書翰記 上巻』(1891)からやはり「ムトンチャク」の例をご紹介いただいていますが、2年さかのぼることになります。

著書・作品名:化學者の無慾〔女學雜誌 (第百八十四號) 〕

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1889年10月26日

著者・作者:輝雄

掲載ページなど:16頁下段4-6行目〔『女學雜誌 (第百八十四號)』、1889〕

発行元:女學雜誌社