ばかのひとつおぼえ【馬鹿の一つ覚え】
読者カード 用例 2021年09月27日 公開
用例: | ショーペンハウエルは其説を馬鹿の所作に應用してその所作の「をかしみ」を説明せんとしたるが成程其如き所作は(俗にも馬鹿の一つ覺えと云ふ如く)多くは只だ一槪念をのみ何事にも無分別に應用して遂に突然不都合不首尾の結局に至るに外ならざれども…(中略)…(明治二十四年三月發行、六合雜誌第百二十三號) |
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『心理論-滑稽の本性』 1891年3月 大西祝 | |
語釈: | 愚かな人は、聞き覚えた一つのことを、どんな時にも得意げに持ち出す。何度も同じことをいう人をあざけっていう。 |
コメント:遡ります。なお、刊行は初出年月を援用しました。
編集部:2009年4月9日付けで、ぽんちさんに、吉本隆明『言語にとって美とは何か(I)』(1965)の例をご紹介いただいていますが、さらに、74年さかのぼることになります。
著書・作品名:心理論-滑稽の本性
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1891年3月
著者・作者:大西祝
掲載ページなど:308頁1行目-323頁11行目〔『大西博士全集第七卷 論文及歌集』、1904.12.10発行〕
発行元:警醒社