エープリルフール
読者カード 用例 2021年10月15日 公開
用例: | 每年四月一日ハ各〻用心シテ容易ニ何事モ信セサルニ由テ眞實ノ事ヲ欠キ大ニ不都合ノ生スルコトアリ … (中略) … 英吉利ニテハ「アプリール、フール」ト言フ |
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『文明雜爼 處世之物種』 1888年5月20日 根岸兎三郎 | |
語釈: | 〔名〕(April fool)欧米の習慣で、四月一日は嘘をついてもよい日として楽しむこと。本来はだまされる人のことで、フランスでは poisson d'avril (四月の魚)という。キリストがユダヤ人に愚弄されたのを忘れないためとも、キリストの命日ともいい、あるいはインドの揶揄節(やゆせつ)に基づくともいう。日本には大正ごろ(一九一二‐二六)に伝わった。万愚節。四月馬鹿。《季・春》 |
コメント:「小宮豊隆宛夏目漱石書簡‐明治四三年 (1910) 六月二三日」より遡ります。
編集部:第2版では、『小宮豊隆宛夏目漱石書簡』明治四三年(1910)六月二三日付け記事の例が早いのですが、さらに、22年さかのぼることになります。
著書・作品名:文明雜爼 處世之物種
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1888年5月20日
著者・作者:根岸兎三郎
掲載ページなど:98頁4-7行目
発行元:江島伊兵衞