日国友の会



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ぎょうかく【仰角】

読者カード 用例 2022年09月05日 公開

2021年08月08日 ubiAさん投稿

用例:太陽や月の仰角を目測する場合に大抵高く見過ぎる。
『觀點と距離』 1934年8月 寺田寅彦
語釈:〔名〕目の高さより上にある地点や物体と目とを結んだ直線と、水平線との成す角。見上げてできるところからいう。←→俯角(ふかく)。

コメント:第二版に載っている辞書類(1881)以外の文例(1952)よりもさかのぼるので。初出(昭和九年八月、文藝春秋)とあります。

編集部:第2版では、『五国対照兵語字書』(1881)の例が早いのですが、文章例としては阿川弘之『春の城』(1952)の例よりも18年さかのぼることになります。

著書・作品名:觀點と距離

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1934年8月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:19ページ本文7行目〔『寺田寅彦全随筆五』、一九九二年四月三日 第一刷発行〕

発行元:岩波書店