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でんきぶんかい【電気分解】

読者カード 用例 2022年12月07日 公開

2021年09月11日 ubiAさん投稿

用例:五プロセントの稀硫酸液に入れ大きな桶で電氣分解をやる。〔二十九〕
『話の種』 1907年10月30日 寺田寅彦
語釈:〔名〕化学反応の一つ。酸・塩基・塩などの電解質の水溶液に一対の電極を入れ、これに直流の電流を通じると、電解質中の陽イオンは陰極に、陰イオンは陽極に集まり、電極とイオンとの間に酸化還元反応が起こることをいう。電解質に水を加えないで加熱融解させた液体でも起こる。電気冶金・電気めっき・電鋳・電解研摩など工業的に広く応用される。電解。

コメント:第二版に載っている辞書類(1888)以外の文例(1939)よりもさかのぼるので。初出(明治四十年十月三十日、東京朝日新聞)とあります。

編集部:2021年3月8日付けで、寺田寅彦『毒ガスの利用』(1922)の例をご紹介いただいていますが、さらに、15年さかのぼることになります。

著書・作品名:話の種

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1907年10月30日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:406ページ本文1行目〔『寺田寅彦全集第六巻』、一九五〇年一〇月五日 第一刷発行 一九八六年一月七日 第二刷発行〕

発行元:岩波書店