日国友の会



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ざしょう【座礁・坐礁】

読者カード 用例 2022年12月07日 公開

2021年09月12日 ubiAさん投稿

用例:霧の深い海上を航海する時には往々海岸や他船の近づいた事を知らずに居て坐礁や衝突の災を招く事がある。
〔三十〕
『話の種』 1907年10月31日 寺田寅彦
語釈:〔名〕船舶が暗礁や浅瀬にのりあげること。また、転じて、障害のために物事の進行が止まってしまうこと。頓挫。

コメント:第二版に載っている辞書類(1904)以外の文例(1908)よりもさかのぼるので。初出(明治四十年十月三十一日、東京朝日新聞)とあります。

編集部:第2版では,田中・中川・伊丹『英和商業新辞彙』(1904)の例が早く、文章例としては、渋川玄耳『閑耳目』(1908)の例よりも1年さかのぼることになります。

著書・作品名:話の種

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1907年10月31日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:407ページ本文1行目〔『寺田寅彦全集第六巻』、一九五〇年一〇月五日 第一刷発行 一九八六年一月七日 第二刷発行〕

発行元:岩波書店