きもだめし【肝試】
読者カード 用例 2021年10月15日 公開
用例: | ところが、私はこれを言われるたびに「胆試(キモダメ)し」の遊びで臆病者が強い子供に意地悪をされる時のような心細い心持ちを感ぜずにはいられなかった。 |
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『大津順吉』 1912年 志賀直哉 | |
語釈: | 〔名〕恐怖心を起こさせるような場所を指定して行かせるなどして、その人の恐ろしさに耐える力を試すこと。 |
コメント:遡ります。初出は「中央公論」1912年9月号とあります。
編集部:第2版では、柏原兵三『幼年時代』(1968)の例が添えられていますが、さらに、51年さかのぼることになります。
著書・作品名:大津順吉
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1912年
著者・作者:志賀直哉
掲載ページなど:18ページ
発行元:岩波書店〔『大津順吉・和解・ある男、その姉の死』1960年〕