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ふくしんどう【副振動】

読者カード 項目 2023年01月20日 公開

2021年10月21日 ubiAさん投稿

用例:潮汐の副振動と名づけたのは、さう云ふものを指すのであります。
『潮汐の副振動』 1909年4-5月 寺田寅彦
語釈:〔名〕海上で発生した波(振動)が水深や地形の変化を受けて増幅し、湾内などの潮位が急激に変動すること。主振動に対していう。→静振〔『デジタル大辞泉』@JapanKnowledgeより〕

コメント:第二版には項目が載っておらず、投稿例(1950)よりもさかのぼるので。初出(明治四十二年四月―五月、地學雜誌)とあります。

編集部:2010年11月17日付けで、ぽんちさんに、宇田道隆『海』(1950)の例をご紹介いただいていますが、さらに、41年さかのぼることになります。

著書・作品名:潮汐の副振動

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1909年4-5月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:42ページ本文8行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷〕

発行元:岩波書店