日国友の会



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セイシュ

読者カード 項目 2023年01月20日 公開

2021年10月21日 ubiAさん投稿

用例:此れは多分灣の水が灣の兩側の間でセイシの樣に振動して生ずるものだらうと云つて居る。(43ページ本文7行目)
湖水の振動、卽ちセイシの調査をせられた際、(44ページ本文2行目)
『潮汐の副振動』 1909年4-5月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(フランス seiche)《セイシ》「せいしん(静振)」に同じ。

コメント:項目が載っていないようなので。デジタル大辞泉では「セイシュ【seiche】⇒静振」となっています。初出(明治四十二年四月―五月、地學雜誌)とあります。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「静振」の語釈は「(フランス seiche の訳語)地震や風向・気圧の急変などによって湖沼や海湾に生ずる定常波」となっています。

著書・作品名:潮汐の副振動

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1909年4-5月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:43ページ本文7行目、44ページ本文2行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷〕

発行元:岩波書店