おんきょうがく【音響学】
読者カード 用例 2023年01月20日 公開
用例: | 灣の水の定常振動を起すやうになる、所謂音響學の方で云ふ共鳴を起すのであります。 |
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『潮汐の副振動』 1909年4-5月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕物理学の一部門。音波および超音波とその応用を研究する学問。ガリレイやニュートンによって音の振動や速度が数学的に取り扱われたが、一九世紀になってイギリスのレーリー、ドイツのヘルムホルツらが本格的な基礎理論を確立した。音学。 |
コメント:第二版に載っている辞書類(1886)以外の文例(1917)よりもさかのぼるので。初出(明治四十二年四月―五月、地學雜誌)とあります。
編集部:第2版では、野村龍太郎『工学字彙』(1886)の例が早く、文章例としては、寺田寅彦『物理学と感覚』(1917)の例よりも8年さかのぼることになります。
著書・作品名:潮汐の副振動
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1909年4-5月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:51ページ本文15行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷〕
発行元:岩波書店