日国友の会

きこうふう【気候風】

読者カード 用例 2023年01月24日 公開

2021年11月06日 ubiAさん投稿

用例:然るに犬吠岬以北に於ては夏冬兩季に於ける反對の季候風の影響を蒙る事顯著なり。
『日本支那近海並に北太平洋の海流』 1911年11月 寺田寅彦
語釈:〔名〕「きせつふう(季節風)」に同じ。

コメント:第二版の気候風(1894、用例の表記は「季候風」)の用例や投稿例(1904、季候風)よりも新しいですが、第二版の表記「気候風」の用例はないので、さらなる「季候風」表記の例として、とりあえず。初出(明治四十四年十一月、東洋學藝雜誌)とあります。

編集部:今のところ、「季候風」の例が3例もそろうことになるので、見出し漢字表記欄に加えるべきかもしれません。また、「気候風」の用例も欲しいですね。ちなみに、「季節風」の語釈は「ある季節の特色として、常にある風向をとる風。季節によって風向が正反対になる。例えば、冬季には大陸から海洋に、夏季には海洋から大陸に向かって吹く。東アジア、インドなどで著しい。モンスーン。気候風」となっています。

著書・作品名:日本支那近海並に北太平洋の海流

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1911年11月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:67ページ本文6行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷〕

発行元:岩波書店